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gingamom's cooking☆見る 思う 料理する☆

「旧ヤム邸 シモキタ荘」と関西スパイスカレー

2019/03/02 21:15 昼ごはん パン 旅行・お出かけ 家族

いやぁーー!実に面白い。ああ、なんて愉快なんだ。

カレーの聖地 下北沢。関西スパイスカレー!初見参。

2017年7月にオープンするや、瞬く間にトップに躍り出た「旧ヤム邸」グループの東京進出1号店、「旧ヤム邸 シモキタ荘」!

関西スパイスカレーというジャンルがあるとは、知らなかった。行くっきゃないでしょ、下北沢。

2月某日、1回目の訪問はオープン10分前でいいんじゃない?と11時20分到着。すでに遅し。店内は15席(14席かも?)の小さなスペースなので、私たちは16人目だったから、1巡目に入店できず。40分待ち。

やっぱり2月某日。2回目は、2時前後だと並ばなくても入店できるという娘の情報で、1時40分到着。あらら、20分待ち。オープンしている間はずっと待ち客があるという状態。ディナーはさほど並ぶことはないらしい。

葉を落とした、風情のある枝ぶりの樹木は葡萄の木。ああ、昭和レトロ。

このセンス、どっきゅーーん。温和な人間性で、きちんと常識と知性もあって、何より自分というものがある、そんな字体。←勝手に想像しているだけ。

毎月変わるメニュー。もうさ、読んでいて、これほど濃厚な想像力を必要とされるメニューって、初めてだ。

ランチメニューはあいがけか、ぜんがけで、ライスはターメリックライス、ジャスミンライス、玄米から選択、オプションでトッピングを追加できるというシステム。ドリンクメニューにはビールもある。


私たちはぜんがけで、娘はジャスミンライス、私は今日はターメリックライス。トッピングの注文なし。辛くしたいのだったら、オプションでプリッキーヌ(タイの激辛唐辛子)を頼めるようだ。

ミルクピッチャーみたいな容器に入っているのはヤムカレースープで、途中からこのカレースープをかけて、混ぜ合わせていただくという趣向。だけど私はかけないほうが好き。スプーンに注いで、途中口直し的にいただいた。



ライスの上の玉ねぎピクルスとトマトとミントがキュート。

この玉ねぎピクルスは、インドのピックルみたいに辛くて塩分濃いピクルスではなく、和食の少し甘めの玉ねぎの酢の物といった味。これが中々いい。


「梅ひじき和風サルサと食べる、フェンネル香るあさりとココナッツのポークキーマ」↓

「ミルククリームチーズディップのせ、ビーツ煮込みのボルシチ風牛豚キーマ」↓

「豆腐の滑らかソースがけ、お茶の香りくすぐる鶏キーマ」↓


三種類のキーマカレーはさほど辛くはなく、万人がおいしいと感じるであろう辛さ。カレーベースとスパイスとだし使いで、3種類のキーマカレーに変化をつけてあるけれど、南インド料理店の甘・中辛・辛といった3種類のはっきりしたカレーの構成ではない。どこまでも、はんなり。

このキーマカレーに和の食材、世界のスパイス、ハーブを組み合わせたトッピングを合わせるという、唯一無二のスパイスカレー。

南インドのミールスやスリランカのワンプレート、タイカレー、中華のスパイス料理などの要素を、ひょいと直感で加えた旧ヤム邸 シモキタ荘のカレーに、私は分析、思考することをすっかりやめてしまい、目の前にあるあいがけを、ただおいしい美味しいと完食したのだった。

https://twitter.com/kyuyamshimokita?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

店内に貼ってあった書籍のチラシを見て、早速アマゾンで購入。「関西のスパイスカレーのつくりかた」


ほんとに楽しみにしているものって一日の用事を終えてから、心静かに呼吸を整えて、おもむろに開けるでしょ?

そんな風にページをめくって、あららーー、ちょっとがっかり。

私は関西のスパイスカレーというのは、ミールスみたいな、あるいは幕の内弁当みたいな組み合わせの妙にこそ、醍醐味があると思っていて、その組み合わせのいろいろを知ることができるのかと思っていたけれど、ちと違っていた。残念。もちろん幾つか興味を引いたスパイスと調味料使いはあったのだけれど。

『カレーのすべて』や『カレー全書』『南インド料理とミールス』のほうが、うんと役に立った。

http://www.shibatashoten.co.jp/detail.php?bid=00602200

http://www.shibatashoten.co.jp/detail.php?bid=00624300

http://www.shibatashoten.co.jp/detail.php?bid=00626500


今のスパイスカレーの潮流は、インド、スリランカ、タイ、ネパールにとどまらず、中国や韓国、いやいや世界中の国の食材や調味料やスパイス、ハーブ、調理法までをも取り入れた、日本人独自の見立てによるスパイスカレーとなっていることに、ニンマリした、そんな2月。

想像する、創造する。スパイスだって、ハーブだって、食材だって。どこまでも自由なのだ。だからこそ虜になるね。

3月。こりゃ、うちで作ってみるっきゃないわ。

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